茶の道の奥深さおすすめ度
★★★★★
茶道初心者のわたくし。
「頭で考えず自然に身につけていく」茶の道。そしてその奥深さ。
これぞ和の心。国家の品格を読むくらいなら茶を習え。と言いたい。
「茶道」って敷居が高く近寄りがたいイメージですが
本当のことを言うと、日本人としての基本の姿勢を凝縮させた「あそび」。
はまるとたまらない面白さがあります。
「日日是好日」には森下さんが茶道を始めて25年の軌跡が綴られています。
習い始めた当初の気持ち、今のわたしの心境そのままです。
お稽古には「つまんない」という時期や波は必ずきます。
でも、教室から帰る時は「よかった」と思えてしまう不思議さ。それが茶道。
わたしも茶道は何年も続けてしまうだろうな。
茶道を始めたいと思っているのなら、この本をまず読まれてください。
「やってみようか?」と自然に思えてきますよ。
お茶を通じて世界の見方が変わります。おすすめ度
★★★★★
ノンフィクション・ライターである著者が、20歳頃から習っている茶道のことについて
著者の生活史に沿って書かれた本です。
お茶というと様式と形式に縛られた自由のない伝統文化というイメージがありますが、
そこに描かれているお茶の世界は、全く別物です。
お茶を習うことで、まず季節感に敏感になるようです。
道端に咲いている草花、雨が降る直前の空気の匂い、風が梢を鳴らす音、川面に流れる水の音、
そして季節ごとの空気の温度や湿度。
お茶の席(教室)では、あまり個人的に立ち入ったことは話題にしないようなのですが、
少ない情報の中からその人の人と成り、感情を感じ取り、
さりげなく相手を気遣う心づかい。
床の間の掛け軸に書かれた書、お茶と一緒に出される和菓子の種類にも
その場や季節、参加している人に相応しい内容と意味がある。
仕事に追われ、時間を分単位で気にする生活の中では気付かなかった繊細な世界や人の心を
お茶を通して、しだいに気づくことができるようになる。
僕なりにおおざっぱに表現すれば、そんな内容の本です。
人間はどんな日だって楽しむことができるおすすめ度
★★★★☆
この本は、お茶を通して作者の成長の過程がわかって非常に楽しく
読むことができました。
「日日是好日」の意味が、ただ毎日がいい日だというレベルにとど
まっていましたが、読んでいくうちに、意味が深い言葉であることが
わかって非常に驚きました。
この「目を覚ましなさい。人間はどんな日だって楽しむことができる。
そして人間は、そのことに気付く絶好のチャンスの連続に生きている」
というのは、至言だと思いました。
自分を振り返って考えて見ると、毎日がいい日だレベルの理解で止ま
っていることが多々あるのではと感じました。
効率主義に陥らずいろんなことを感じ考えていく必要があるなと思い
ました。
素直な心は強い!!感動できます。おすすめ度
★★★★★
作者は「典奴どすえ」の著者と知ってちょっとおどろいた。「おちゃらけ」系の彼女が中学生のときから25年も茶道を習っていて、その体験談をエッセイにするなんていうのはう〜ん、ミスマッチ・・というか。でもその内容にはかなり心ひかれた。何にひかれたかというと、「素直さ」だろうか。彼女は25年間ひたすらお茶を習いつづけてきた。それこそ雨の日も雪の日も・・・。
同じ道を通い、季節ごとに変わる支度をくりかえし、ふとかけじくをみる。するとその日その季節に合った掛け軸がかけられていることに気付くようになる。自然の理のようなものを体で感じられるようになっていることに気付いていく。その過程が素直に、淡々としるされていて感動させられる。
日本の茶道、禅文化とはこんなにスゴイも!のなんだと思わずにいられない。彼女は最初何度も繰り返されるお稽古に「なぜ」といらだっていたそうだ。でも「形にあとから心を入れる」という先生の教えに従い、ひたすら繰り返す。モノを学ぶのにたしかに好奇心も必要だが、いちいち「なぜ」はいらない、ということだ。
どうして勉強しなきゃいけないの?何の役にたつの?
という若い人に。読みやすいので、ぜひ読んでほしいなと思う1冊だ。
素敵な出会いの一つの本おすすめ度
★★★★★
何気なく買ったのですが(本当は違う本が欲しかった)、
ビックリするほど、文章一つひとつが新鮮で、
お茶を通して、25年間、成長していく著者の姿が、
それぞれ気づいた瞬間の気持ちが、ぱぁっと水が落ちて、何かはじけたような
感じで、伝わってきて。
ああ、人はこのまんま、生きていて、そのまんまでいいんだなぁという
感じになりました。
概要
週に一回、「お茶」の稽古に通ううち、気がつけばもう25年。失恋、父の死、コンプレックス…、辛い季節を「お茶」とともに乗り越えた成長ヒストリー。厳格な約束事に縛られた窮屈な茶道の中にある、大きな自由とは?